2棟目のサ付き開設・・・日本生科学研究所 終末期ケア対応

【高齢者の介護・医療ニュース】

 日生薬局を運営する日本生科学研究所(東京都新宿区)は4月1日、サービス付き高齢者向け住宅(以下サ付き住宅)「日生オアシス東新小岩」を開設した。
 
 居室は45室でデイサービス・ホームヘルパーステーション・居宅介護支援事業所を併設。在宅療養診療所と連携し、輸液調剤や経管栄養、終末期の疼痛緩和やターミナルケア、看取りにも対応していく。敷金は28万5000円で、月額利用料は15万2800円。

 7月には同区内で薬剤師による服薬相談も行う日生薬局をオープンする。相談サービスを通じて、利用者の状態を把握する。また、地域住民も参加可能な薬剤師によるセミナーを施設で開催するなど、薬局の強みを活かしたサービス提供を行っていきながら、地域交流も図っていく。

「退院しても、独りで暮らすことが難しい高齢者の在宅復帰の場としての受け皿役にもなっていきたい。今年度中にグループホームなどの施設を含め、7棟の開設を予定している」(青木文恵副社長)

 同社は2009年度の国土交通省高齢者居住安定化モデルにおいてサ付き住宅「日生オアシス和光」を初開設している。今回の開設は和光に次いで2棟目となる。

(2014年5月7日号)高齢者住宅新聞