小田急とベネッセ、高齢者住宅分野で提携 入居者の相互紹介も

【高齢者の介護・医療ニュース】

 小田急電鉄(東京都新宿区)とベネッセスタイルケア(同渋谷区)は高齢者住宅事業分野で業務提携を行った。

 まず、小田急グループ小田急交通が東京都世田谷区千歳台保有する約1180平米の土地を小田急電鉄が一括賃借。そこに建設した建物をベネッセが賃借し、介護付有料老人ホーム「くらら小田急祖師谷」として運営する。居室数は56室。開設は来年1月を予
定。

 また、小田急電鉄では、今年秋より世田谷区の経堂と成城学園前で2棟のサービス付き高齢者向け住宅(以下・サ付き住宅)の運営を開始する予定。開設後は、これらの住宅からベネッセが運営する有料老人ホームへの住み替えを希望する人に対しての施設紹介など様々なサービスを行っていく予定だ。また、これとは逆に、本人の要介護度などを判断した上で、必要に応じてベネッセの有料老人ホーム入居希望者を小田急のサ付き住宅に紹介していくことも予定している。

(2014年5月7日号)高齢者住宅新聞