伸こう福祉会、横浜市内に「介護総合案内所」開設

【高齢者の介護・医療ニュース】

 (社)伸こう福祉会(横浜市)は6月2日、2014年度の事業計画・活動方針について発表した。より「地域」を念頭に置き、地域社会への貢献に向け様々な取り組みを行っていく考えだ。

 まず「介護総合案内所」を横浜市内に設置した。介護・福祉に関するあらゆる相談に応じる他、ミニセミナーなどを行い、介護に関する情報発信の場としていく。

 「特に『ケアラーズケア』に注力していきたいと考えています。家族を介護している人たちに加え、介護現場で働く人たちを支援していくことを目的に『ケアラーズカフェ』を行っていく予定です」(足立聖子理事長)

 また、実際に施設で提供される食事と同じものを施設内で近隣住民に試食してもらう「ランチ会」を各施設で年に2回行う。各施設を地域の人たちとの交流の場とすることで、法人が提供するサービスについてよく理解してもらうことが狙いだ。第1回は6月14日より実施予定。

 加えて、地域住民、利用者家族、ケアマネなどに向けた勉強会「認知症を考える会」を各施設や近隣公共施設などを使って年に2回開催する。初回は7月6日。

 もう一つの活動テーマが「国際事業の推進」。6月1日に国際部を発足させたばかり。「日本の介護を学びたい」などという海外からの要望に応じ、研修生の受け入れなどを積極的に行っていく考えだ。



(2014年6月11日号)高齢者住宅新聞