大京、初のサ付き住宅 10年で60棟展開

【高齢者の介護・医療ニュース】

2月より入居 社員寮を転用

 不動産デベロッパーの大京(東京都渋谷区)は、初となるサービス付き高齢者向け住宅「かがやきの季・中野南台」(同中野区)を今月13日に竣工した。入居開始は2月1日からで、今後10年で「かがやきの季」シリーズ60棟を展開していく。

 中野区としても初のサ付き住宅となる「かがやきの季・中野南台」(定員28名)は社員寮をバリアフリーにするなどして改修したもので、駅から徒歩5分と好立地。介護サービスはウイズネット(さいたま市)が提供し、居宅介護支援事業所と訪問介護事業所を併設している。医療法人社団悠翔会(同港区)と連携し、訪問診療受診や緊急の医療ニーズにも対応する。

 「当住宅には、業界初となるテレビ電話による見守りサービスを各部屋に設置している。テレビ電話を提供するエクセリーベの専門スタッフが、毎週決まった時間に電話し、傾聴のほか体操などのアクティビティを行っていく予定」(藤平善久執行役)

 テレビ電話を通した入居者と専門スタッフとのコミュニケーションの中で、気付いたことや共有が必要と思われる情報は、家族や指定された人へメールで通知するなど、毎月レポートが届けられる。テレビ電話は、一般的なテレビやインターネットとしても使用できる。

 また、食堂を設置しているが、希望者には部屋に食事を届けることも可能という。



(2015年1月28日号)高齢者住宅新聞