神奈川の介護事業者破産 創生事業団らが承継

【高齢者の介護・医療ニュース】

 「ライフコート」のブランドで、神奈川県で高齢者住宅事業を展開していたコバヤシ・ファシリティーズ(横浜市)は3月16日、横浜地方裁判所に破産を申し立てた。民間信用調査機関東京商工リサーチ(東京都千代田区)によると、関連会社のケア・ファシリティーズも含めた負債額は18億3000万円。

 同社は2000年10月に建設業として設立。2005年にケア・ファシリティーズを設立し、介護事業を開始した。同社ホームページによると、現在、住宅型有料老人ホーム3棟、サービス付き高齢者向け住宅1棟、生活支援型シニア賃貸マンション3棟を運営している。介護事業所はデイサービスと居宅介護支援が各4、訪問介護3、訪問看護2。

 東京商工リサーチによると、急激な事業規模拡大による固定費負担の増加、建築コストや労務費の高騰などで昨年夏ごろより資金繰りが悪化していた。
 
 なお、運営事業所は、ゴールドトラストグループのゴールドエイジコンストラクション(名古屋市)と創生事業団(福岡市)が承継予定。



(2015年3月25日号)高齢者住宅新聞