双日と資本・業務提携・・・キャピタルメディカ 海外での医療強化

【高齢者の介護・医療ニュース】

 病院経営支援や高齢者施設運営などを手掛けるキャピタルメディカ(東京都港区)と総合商社の双日(同千代田区)は、アジアを中心とした海外での病院事業展開を目的に、先月資本・業務提携を行った。双日がキャピタルメディカの発行済株式の7%を取得。キャピタルメディカ内に海外事業推進室を新設する。

 キャピタルメディカは、現在国内で17の病院と7つのクリニックの経営支援を行っている。昨年、ベトナムの病院に同国では初となる遠隔読影サービスを導入するなど、近年東南アジアでの医療関連事業を拡大させている。

 今回の提携は、キャピタルメディカの病院経営ノウハウと、双日が持つ海外ネットワークを連携させ、日本式医療サービスの提供を可能とする病院インフラや運営システムの輸出を目指すもの。現在、ベトナムインドネシア、モンゴルにおいて複数のプロジェクトを推進中であり、アジアを中心に病院事業の拡大を図る。(4月2日号)高齢者住宅新聞