介護事業再編・・・ウエルシアHD 7月にはサ付き開設

【高齢者の介護・医療ニュース】

 ウエルシアホールディングスグループでウエルシア関東さいたま市)の100%子会社・寺島薬局茨城県つくば市)は、5月1日に社名を「ウエルシア介護サービス」に変更した。

 同社は茨城県を中心に訪問入浴・訪問介護を始めとした介護事業を幅広く手掛けてきたが、昨年、事業承継で埼玉県富士見市の介護付有料老人ホームを取得するなど居住系サービスを強化する方針を打ち出している。竹下正江社長は社名変更の理由について「茨城県外で事業を展開していくにあたり、ウエルシアグループであることを示すことでより多くの利用者に安心感を与えられる」と話す。

 また、7月14日に埼玉県白岡市訪問介護訪問看護・居宅介護支援事業所を併設したサービス付き高齢者向け住宅(48室)を開設することも正式発表した。訪問看護事業は同社初の取り組みとなる。

 竹下社長は「以前から訪問看護事業を始めたいと考えていた。白岡市は特に在宅療養者が多いと聞いており、挑戦する良い機会だと考えた」とし、将来的には機能強化型を目指していく考えだ。

(2014年5月14日号)高齢者住宅新聞