「茶話本舗」株式譲渡 ゲームセンターのアドアーズに

【高齢者の介護・医療ニュース】

 日本介護福祉グループ(東京都墨田区)は、全株式をアミューズメント施設(ゲームセンター)運営大手のアドアーズ(東京都江東区)に11月5日付で譲渡した。

 日本介護福祉グループは2005年設立。デイサービス「茶話本舗」は直営店45、フランチャイズ店710で、デイFCチェーンとしては業界最大手。また、現在国内に約3000ヵ所あると言われている「お泊りデイ」の先駆け的存在。2014年3月期の売上高は29億7200万円、当期純利益は2200万円の赤字。なお創業者の藤田英明会長は、引き続き代表権を持つ会長を務める。

 アドアーズは、本業のアミューズメント事業が業界全体の低迷などにより厳しい状況が続くとの考えから、介護サービス事業への参入を今年開催の株主総会で決めていた。今後はゲームを活用した認知症ケアや運動機能改善サービスなど、本業の強みを活かした介護サービス事業を展開していく考えだ。



(2014年11月12日号)高齢者住宅新聞