メッセージ、ユニマット好調 2015年第3四半期決算

【高齢者の介護・医療ニュース】

 上場介護事業者の2015年第3四半期決算が発表された。数回に分けて紹介する。

 ニチイ学館(東京都千代田区)は増収減益。四半期純利益は前年同期比41・9%のマイナス。介護部門においては若干の増収減益。新規開設に伴う先行投資費用の発生が影響した。

 メッセージ(岡山市)は増収増益。Cアミーユなどの地域包括ケア事業は、24時間定期巡回・随時対応型訪問介護看護の営業収入増などで、前期の赤字から黒字に転じている。

 ツクイ(横浜市)は増収減益。四半期純利益は前年同期から30%以上減少した。在宅介護事業・有料老人ホーム事業ともに新規出店に伴う各種費用が増加したことなどが原因。

 ユニマットそよ風(東京都港区)は増収増益だが、四半期純利益は前期より若干の減少となった。介護事業においては営業強化による稼働率向上が、売上高向上に寄与した。

 シダー(北九州市)は増収減益。経常利益、四半期純利益は赤字に転じた。デイサービス、有料老人ホームともに一部事業所で利用者・入居者が昨年を下回ったことなどが原因だ。

 やまねメディカル(東京都中央区)は営業利益・経常利益・四半期純利益ともに赤字。サービス付き高齢者向け住宅の開設集中による、初期コスト増加が大きく響いた。



(2015年2月18日号)高齢者住宅新聞