ヘルスケア投信 2本目上場 初値は17万円

【高齢者の介護・医療ニュース】

 福祉・医療関係施設に特化して投資するヘルスケア&メディカル投資法人が3月19日、東京証券取引所に上場した。注目の初値は17万円を付けた。

 同ファンドは、三井住友銀行シップヘルスケアホールディングス、NECキャピタルソリューションがスポンサー。

 運営物件は有料老人ホームが、ボンセジュール千歳船橋レストヴィラあざみ野など14棟、サービス付き高齢者向け住宅が、Cアミーユ淡路駅前など2棟の合計16棟・1440室。資産総額は取得ベースで約237億円。平均NOI利回りは5・8%を想定している。

 保有資産の運用は、ヘルスケアアセットマネジメント(東京都千代田区)に委託する。

 福祉・医療関係施設に特化した上場不動産ファンド、いわゆるヘルスケアリートは、昨年11月に上場した大和証券グループがスポンサーの日本ヘルスケア投資法人に続いて2銘柄目となる。この他、ヒューリック不動産投資法人などが福祉・医療関係施設を組み込んでいる。



(2015年3月25日号)高齢者住宅新聞