カジノ型、賛否分かれる ケアマネ対象に意識調査

 インターネットインフィニティ(東京都中央区)は、同社が運営するケアマネジャー向けウェブサイト「ケアマネジメント・オンライン」の会員を対象に、カジノ型介護施設に対する意識調査をした。有効回答数は641名。

 カジノ型介護施設について、どのように考えているか聞いたところ、「よいと思う」もしくは「とてもよいと思う」と答えたケアマネは206名で、32・2%を占めた。

 一方、「よくないと思う」もしくは「とてもよくないと思う」と答えたケアマネは204名(31・8%)で、「よい」と「よくない」が拮抗する結果となった。
 また、「どちらでもない」と答えたケアマネは231名(36・0%)であった。

 「よいと思う」と答えたケアマネに対し、その理由を尋ねたところ、「事業所・施設に多様性があるほうが、利用者に合ったところを選べるから」と答えた人が160名(77・7%)で最も多い結果となり、次いで「遊戯などが合わない利用者に勧められるから」が147名(71・4%)であった。

 「よくないと思う」と答えたケアマネに対し、その理由を尋ねたところ、「介護保険の財源を使ってまで必要なサービスとは思えないから」と答えた人が160名(78・4%)で最も多い結果となった。

 また、兵庫県や神戸市のように、カジノ型介護施設を規制する動きが、全国に広がればよいと考えるかどうか聞いたところ、237名(37・0%)のケアマネが「はい」、167名(26・0%)のケアマネが「いいえ」と答えた。また「わからない」と答えたケアマネは237名(37・0%)で、ここでも意見が3つに分かれる結果となった。



(2016年1月20日号)高齢者住宅新聞