歩行リハ「見える化」・・・早稲田エルダリー 全店にシステム導入

 機能訓練型デイサービスを直営・フランチャイズで運営する早稲田エルダリーヘルス事業団(以下・早稲田エルダリー/東京都港区)は歩行評価システム「AYUMI EYE(アユミ アイ)」を今月より全国の事業所に導入していく。

 同システムは同社とGEヘルスケア・ジャパン(同日野市)が開発したもの。被験者の身体に親指大のモジュールを装着して10歩歩くだけで、推進力・歩行バランス・歩行リズムなどを即座に数値化・グラフ化することができる。
 
 「高齢者が今後も自分の足で歩き続けるには、どのようなトレーニングを行えばいいのか、などといった点がこのデータからわかります」(早稲田エルダリー筒井祐智社長)

 同システムは、現在大学などの研究機関や医療機関で用いられているが、介護事業所では早稲田エルダリーの直営事業所11ヵ所のみで導入されている。
 
 今後、全国のフランチャイズ事業所で導入することで、ほかの機能訓練型デイサービスとの差別化を図っていく考えだ。
 早稲田エルダリーの事業所数は、今年2月1日現在で93。



(2016年3月2日号)高齢者住宅新聞