病院・診療所 防火設備不十分 全国1,724施設で

【高齢者の介護・医療ニュース】

 全国の病院および診療所1万6087施設のうち1724施設(10・7%)が防火設備の状況が不適切・不十分だったとして建築基準法に違反していたことが5日、国交省の調べで明らかになった。

 国交省は昨年10月に発生した福岡市の整形外科における火災をうけ、床面積が300平米以上の施設と地下または3階以上を使用している全国の病院および診療所を対象に、防火設備に係る緊急点検を実施した。1724施設のうち228施設(13・2%)が是正指導が行われていなかった。

 国交省は今後、違反事項が認められた施設については定期的にフォローアップ調査を行っていく。(2月12日号)高齢者住宅新聞