関東圏で開設強化・・・川商 宇都宮、川崎でサ付き

【高齢者の介護・医療ニュース】

 関西圏を中心にサービス付き高齢者向け住宅を展開する川商グループ(大阪市)が関東圏での新規開設に注力している。昨年11月の東京、栃木に続き、今年は埼玉、神奈川など5件の開設が関東圏で決まっている。2月に竣工式を行った栃木・宇都宮のサービス付き高齢者向け住宅をレポートする。

 施設名称は「ハートランド宇都宮」(宇都宮市鶴田町)。昨年の「小山」に続く栃木県内では2棟目の開設。2階建てで全40室。食堂は1階、浴室は各階に個浴を中心に設ける(機械浴は1階に配置)。2階には談話コーナーを設置した。居室内にはトイレ、洗面台、ミニキッチン、クローゼット、スプリンクラー、緊急通報装置などを装備した。

 薬の飲み忘れ防止・日常的な健康管理、常勤介護スタッフによるフロントサービス、夜間巡回サービスを提供。24時間サポートする体制を整える。医科や歯科による定期的な訪問診療も実施する。

 入居費用は家賃4万円、共益費1万円、安心サービス費1万2381円で月額6万2381円。食事代は4万円。入居時の保証金は15万円。

 同社では関東圏での新設を強化。4月にさいたま市、5月に川崎市、6月に戸田市、9月に横浜市サービス付き高齢者向け住宅を開設する。(2月26日号)高齢者住宅新聞