トーハン、「サ付き住宅」参入 学研が支援

【高齢者の介護・医療ニュース】

 書籍取次大手のトーハン(東京都新宿区)は来年4月、横浜市サービス付き高齢者向け住宅を開設する。

 この住宅はトーハン神奈川支店が移転した跡地を活用して建設するもので戸数は51。トーハンのグループ会社で人材サービスなどを手掛けるトーハンコンサルティング(同)が建物を一括借り上げする。またトーハンコンサルティングが建物内に訪問介護事業所・居宅介護支援事業所を開設して、介護サービスを提供する。

 開設に際しては、学研ココファン(東京都品川区)がノウハウ提供などの支援を行う。また、学研は建物の一部を賃借して保育園・塾を運営する計画だ。建物名称は、学研のブランド「ココファン」ではなく、トーハン独自のブランドを用いるが現時点では名称未定。

 「今後も事業多角化の一環として高齢者住宅・介護事業の拡大を図っていく予定です。今回の様に自社所有地の活用だけでなく、他者の土地を活用しての展開も視野に入れていきます」(トーハン)(2月26日号)高齢者住宅新聞