イオン、デイ事業強化 18年度までに2桁展開

 イオン(千葉市)はデイサービス事業を強化する。現在、葛西店(東京都江戸川区)・本牧店(横浜市)の2店舗で、ショッピングセンター内スペースを活用して機能訓練特化型デイサービスを運営しているが、今後首都圏で開設を進めていく。

千葉県野田市で9月にオープン

 この事業は、子会社のイオンリテール千葉市)で展開するもの。
 「イオンのショッピングセンターの中でも比較的早い時期に開設するなどして、周辺住民の高齢化などが進んでいるところを対象として、店舗内スペースを活用して開設していきたいと考えています。9月1日には千葉県野田市のイオンノア店で開設予定ですし、2018年度までには首都圏で運営店舗数を2桁に乗せていきたいと考えています」(イオンリテール広報部)

 デイサービスは、これまで同様に機能訓練特化型としていくが、定員については確保できる店舗内スペースに応じて変えていく考えだ。

 イオンでは2013年9月、葛西店内に定員29人のデイサービス「イオンスマイル葛西SC店」を開設した。この店舗については、好調なことから「葛西店に関しては、ショッピングセンターの周辺に、サテライトとして路面店などの形式でデイサービスを開設・運営することも考えていきます」という。



(2015年8月5日号)高齢者住宅新聞