「サンクリエ本郷」承継・・・トラストガーデン 12棟・1025室に

 リゾートトラスト(東京都渋谷区)の子会社で有料老人ホーム事業を手掛けるトラストガーデン(同)は、日立グループが運営する東京都文京区の介護付有料老人ホーム「サンクリエ本郷」の運営を8月1日付で承継した。

 サンクリエ本郷は2004年に開設した118室の有料老人ホーム。88歳以上の場合の入居一時金が2400万円、人員配置は1・5対1、看護師24時間常駐という高級物件。日立ビルシステムの100%子会社であるビルケアビジネス(東京都千代田区)が運営してきた。また、11階建ての建物の1階から4階を使用し、5階から上は別の介護事業者(クラーチ・東京都港区)が運営する介護付有料老人ホーム「クラーチ・エレガンタ本郷」となっている。

 トラストガーデンは、ビルケアビジネスを分割会社、トラストガーデンを承継会社とする吸収分割方式で事業を承継した。これにより、トラストガーデンが運営する高齢者住宅は12棟・1025室となった。

 トラストガーデンはそれまで大手ゼネコンが運営していた有料老人ホーム「モーニングパーク主税町」を事業承継する形で高齢者住宅運営事業に参入。その後は首都圏・関西地区でM&Aを活用して事業規模を拡大させてきた。



(2015年8月5日号)高齢者住宅新聞