セカンドオピニオン 9割が受けたい 「医療側に情報開示」求める

 健康・医療に関する電話相談などを手掛けるティーペック(東京都台東区)は、「セカンドオピニオンに関する意識調査」の結果を発表した。これによると、調査対象となった20〜60歳までの男女3000人では、セカンドオピニオンを受けたいと思っていることが明らかになった。

 この調査は先月、インターネットを通じて実施したもの。
 セカンドオピニオンを受けたいと思う理由については、「他に治療方法がないか聞きたい」「主治医の治療方法が正しいかどうか確認したいから」「医療事故・医療ミスを避ける」が多かった。

 また3人に1人が「実際にはセカンドオピニオンを受けることができない」と感じており、その理由としては「どの医師から受けるべきか判断がつかないから」が最多。次いで「医師のつてはないから」「費用がかかりそうだから」が高い割合を占めた。

 セカンドオピニオンがより普及していくために必要なこととしては「患者側のセカンドライフに関する知識・意識の向上」「医療機関の情報開示」が必要であると考えている人が多いようだ。

また、セカンドオピニオンを受ける際には、「医師の技術の高さや知識・経験の豊富さ」「医師の話しやすさ」「相談する時間を充分に取ってくれること」が重視されている。



(2015年5月20日号)高齢者住宅新聞